Soramichi's blog

Some seek complex solutions to simple problems; it is better to find simple solutions to complex problems

スイス(チューリッヒ)の食費とスーパー事情

チューリッヒに来て2週間経った。今までに分かっているところでチューリッヒの食費事情を日本より安いものあまり変わらないもの日本より高いもの に分けてまとめる。なおスイスでは物価がそもそも高いので、下で「安い」か「同じくらい」と書いていないものは「高い」に入れていなくても基本的に全て高いと思ってもらえばよい。

来るときの紆余曲折については過去記事を参照(次回入国についてはまだ解決できていない)。 sorami-chi.hateblo.jp

日本より安いもの

チーズ

チーズの種類にもよるが、ものによっては日本の数倍安い。例えば COOP というスーパーでは 300 g のカマンベールチーズが 1.85 フラン(200円ちょい)で売っている。 日本でスーパーに行かないのであまり日本のチーズの値段が分からないけど、雪印のカマンベールチーズが Amazon で 100 g で 450 円だったので、それより6倍安い!日本に住んでいるヨーロッパ人が「日本のチーズは高すぎる」と言っているのを聴いたことがあるけど、なるほど確かにという感じである。

パン

パンも日本より少し安い。パンといっても加工されたサンドイッチ等ではなく、でかい塊のまま売っているものである。これも種類によるが、一番安いものだと 400 g の塊で 2 フランくらいで買える。

水は安いというより「買わない」が正しい。東京だと水道水が美味しくないのでミネラルウォーターを買っている人が多いと思うが、チューリッヒでは湧水やアルプスの雪解け水?がとても綺麗なので、みんな水道水を飲んでいる。職場や外でも再利用したペットボトルとかタンブラーに水道水を(トイレの水道とかから)補充してみんな飲んでいる。

あまり変わらないもの

ペットボトルのジュース

コーラとかファンタとかスイスオリジナルの Rivella というジュースは、500 ml ペットボトルがスーパーで 1.3~1.5 フランで買える(まとめ買いするともっと安い)。日本のコンビニで 150 円くらいなのでほぼ同じくらいである。

ただし、空港や動物園などの観光地価格では異常に高くなる。日本だと観光地価格でも 150 円が180円とか200円になるくらいだと思うが、空港や動物園ではコーラ 500ml が 3.5 フランとかで売っていたりする。

果物

これも物によるが、(スイス基準で)安いものは日本とあまり変わらないように思う。例えばブドウ 2 房(300gくらい?)が3フランくらいだった。しかしリンゴは小さいのが1個で 3.5 フランとかなので高いものは高いようだ。スイスはワインもたくさん作っているらしいのでブドウは安いのかもしれない。

日本より高いもの

外食

外食は異常に高い。こちらの友人の話によるとスイスでは人件費がめちゃくちゃ高いので「調理してもらう」「サーブしてもらう」ことで高くなっているらしい。だいたい1フラン=100円だと思って日本の2倍くらいの値段である。実際には1フランはほぼイコール1ドルなので100円より高いこともある。

例えばチューリッヒに来た次の日に友人と3人で中心街のレストランで bratwurst というソーセージを食べたのだが、ソーセージ + つけあわせのパスタ + ドリンク で3人で 77 フランだった。1人約 25 フランとして、25フランを2500円だと思ってさらに2で割るとちょうどいいくらいの値段である。

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また hauptbahnhof(中央駅)のバーガーキングではワッパーのセット(ワッパー、ポテト、ジュース)が 15.9 フランだった。日本のバーガーキングでは 840 円らしいのでこれも 1 フラン = 100円と思ってさらに2で割ると日本の値段くらいになる。

日本食

日本食は普通の外食よりさらに異常に高い。例えば zurich ramen で検索すると出てくる店では担々麺が 24 フランと書いてある(高すぎて行っていないので味は分からない)。また Izakaya では Edamame が 6 フランとかで出てくるようである。

またスーパーでパック寿司などを売っているがこれもめちゃくちゃ高い。例えばマグロとサーモン2貫ずつ(計4個)と鉄火巻きのパックが 13 フランなどで売っている。スーパーで売っている寿司がどんな味がするか試しに買ってみたいのだが、あまりにも高くてまだ挑戦できていない。

スーパー事情

チューリッヒにはおもに COOP と Migro という二つのスーパーがある。COOP の方がたくさんあって、多いところでは二つの COOP が100メートルくらいしか離れていないこともある。朝7時からあいているので朝食を買うのにもよい。また COOP の方が賞味期限が近いものを安売りしていることが多い気がする。別に夜遅くではなくても 50% オフのソーセージが置いてあったりするので、これで食費を節約できる。

スーパーでは有人レジと無人レジがあって、日本とは違って無人レジをみんなちゃんと使っている。日本のコンビニだと有人レジは並んでいても無人レジは誰も使っていないことがあるが、それとは違うようである。基本的に全てクレジットカードで払うが、アメリカであるような "cash back" (Nドルの買い物に対して N + M ドルをカードで払って、余分の M ドルを現金でもらうことで ATM に行かなくても現金が手に入る)はできないようである。