Soramichi's blog

Some seek complex solutions to simple problems; it is better to find simple solutions to complex problems

海外留学を楽しくするコツ

Introduction

研究留学 Advent Calendar 2017 の16日目です。 海外の企業研究所や大学での研究の様子やインターン先の見つけ方などについては皆さんが素晴らしい記事を書かれているので、 私は少し話題を変えて海外留学(や国際会議などの海外渡航)を楽しくするコツについて書こうと思います。 カレンダーの枕にも「挑戦を考えている人の励ましになったりしたら良いな」と書いてありますので、そういう観点で書いていきます。

テンプレ

いちおうテンプレが与えられていますので載せておきますが、内容とはあまり関係ありません。

  • いつ行ったか:2013年5月から8月
  • どこに行ったか:マイクロソフトリサーチ(アメリカ ワシントン州 レドモンド)
  • 何をやったか:大規模分散システム向けプログラミングフレームワークの性能改善(HCIとかCVとか機械学習でないレアパターン)
  • どうやって行ったのか:先輩を経由して紹介。コネについてはこのあたりが詳しい?

本題

では本題です。海外留学を楽しくするコツはズバリ、友達をたくさんつくることです。 留学に限らず、国際会議などでも4泊くらいしていると疲労と孤独感でだんだん参ってくることがあるかもしれませんが、現地で友達を作れば楽しく過ごせます。

いやいや、そんなん分かっとるわ!!!友達がおらんから困っとんじゃ!!!!という感じなので、具体的にどうすればいいのか、また友達をたくさんつくるとどんないいことがあるのかを書いて参考と励みになればと思っています。

するべきことその1: とにかく話しかける

インターンに行って最初のオリエンテーションや食事で隣になったら、とにかく話しかけましょう。 気が効いたことを言う必要はなくて、 "Hi, I'm XXXX. What is your research about?" とかでOKです(研究の話題になってしまえばあとはいくらでも喋れるはず?) ここでのポイントは、日本とアメリカでは友達の基準が違うということです。 ムラ社会の日本では一度懇親会で喋ったくらいでは「うーん、あの人話したことあるけど名前知らんしよくわからん」みたいな感じですが、 アメリカでは「一度会話したらもう friends 」です*1。 これはマジなので騙されたと思ってとにかく話しかけてみてください。

するべきことその2: 少人数を狙う

とにかく話しかけろと書きましたが、英語が苦手で・・・といったことがあるかと思います。 そういうときはたまたま隣があいている人とかを狙いましょう。 これも日本だと perfect hashing か?みたいな感じでなるべく知らない人の隣に座らないようにしますが、 アメリカでは空いている人の横に座って交流するのはまったく変ではありません。気にせず座りましょう。 ちなみにうるさい場所で大人数入り乱れての雑談はかなり英語が得意な人でもあまり聞き取れないので、 自分が聞き取れないからといって落ち込む必要はありません。割り切って少人数を狙いましょう。

するべきことその3: 笑顔で挨拶

一度会話して friends になったら、次からすれちがったときは笑顔で挨拶しましょう。 日本だと会釈とか、最悪ケースだとわざと目をそらしたりとかしますが、欧米ではすれ違うときはニコッと口角をあげて目を合わせます。 これさえやっておけば忙しくてあんまり会話していなくても友人関係を維持できます。Poke みたいなもんと思ってください。

友達をつくるどんないいことがあるか?

留学先や国際会議で友達を作ると、まず滞在中寂しくないというのはもちろんですが、帰国後もいいことが山盛りです。 まず MSR とか CMU とか MIT みたいなところに留学に来ている人は海外の優秀な学生たちなので、帰国後も研究で協力できたりもっと現金な例だとコネができたりします。 また滞在中に友達を作っておくと、海外旅行に行った際に家に泊めてもらえたり案内してもらえたりします。 私はいままで学会で知り合った友達にスイスで泊めてもらったり、ボストンでMITの見学をさせてもらったり、またインターンで知り合った友達にニューヨークで泊めてもらったりしています。 (マウンティングではなく、友達を作るとこんなに楽しいことがあるぞ!!!という意味合いでご解釈ください。)

上級編:話題の選択

話しかける時の話題はなんでもいいと書きましたが、相手の国のXXって知ってる!みたいなことを話すと喜んでくれる場合が多いようです。 ただ日本在住者は気にしなくても相手国にとっては政治的にセンシティブ、といった内容などもあるので、あまり社会科に自信がない場合はやめておいて研究の話をしておいた方が無難な気がします。

終わりに

あんまり日本語で散文を書くのが得意ではないので、分かりにくかったりなんか変なことを書いているかもしれないですが、 最初にも書いたようにこれから海外留学する人の励み・参考になれば幸いです。